心の子育ては何歳からでも間に合う
“三つ子の魂百まで”の意味
日本には“三つ子の魂百まで”という諺があります。「三歳位までに素敵な心を育てないと、大きくなっても素敵な人にはならない。三歳位までの子供の性格が老境まで続いていく」という意味です。また“手塩にかけて育てる”という言葉もあるように、幼い時ほど手塩にかけて子供を育てる必要があります。昔の母親はこうしたことをよく知っていて、「大きくなったら、すべての人のお役に立ってほしい」という想いで、命懸けで子供を育てました。その為には自分もそのような気持ちで生きなければなりません。そのような生き方が子供の心に“教え”として残るのです。
妊娠中のお母さんの
思いが伝わる
特にお母さんが置かれた環境に感謝することが大事です。すると子供にはどんな環境であっても感謝して素晴らしい人生を送ることを教えられます。一番いけないのは、嫁いでから〈こんなはずじゃなかった〉という想いを持つことです。自分が勝手に想像していた家庭環境と違っていたからと愚痴る想いを妊娠中に持ったら、子供には「こんなはずじゃなかったと常に文句を言って暮らしなさい」と命令したのと同じです。勉強は難しいし、周りには嫌な人もいるものだし、子供は成長してから行く先々で「こんなはずじゃなかった」と文句を言うようになります。
妊娠中からお母さんが素敵な言葉や態度と、素敵な想いを持って子育てをすると素直に育ちます。子供が周りの人を尊敬し周りの人から尊敬されるか、その元になるのが妊娠中の母親の想いなのです。
子育てが済んでからでも
間に合う
でも「もう子育てが済んでしまったので仕方がない」と諦めることはありません。“心の子育て”は何歳からでも間に合います。私は四十五歳で気付き、妻・母の心を呼び起こす努力を今も続けています。すると子供の心が変わってきます。たとえ子供とどんなに遠く離れて住んでいても、想いは伝わるのです。